就職活動を進めるなかで、マイナビやリクナビ以外にも、自分に合ったサイトを探したいと考える方もいるでしょう。
一見すると社会人向けの転職サイトですが、実は新卒の就職活動でも活用できるサービスがあります。
うまく使えば、多くの学生がまだ知らない優良企業に出会えるチャンスが広がるかもしれません。
そこで本記事では、新卒におすすめの転職サイト6つと、就活サイトと併用しながら内定獲得を目指すための方法を解説します。
- 新卒におすすめの転職サイトの選び方
- 新卒におすすめの転職サイト
- 新卒が転職サイトを使うメリット
- 新卒が転職サイトを使うデメリット・注意点
周りとは少し違うアプローチで就職活動を有利に進めたい方は、記事の内容を参考にしてください。
関連記事:【就活生必見!】26卒/27卒向けのおすすめ就活エージェント11選を徹底解説!
新卒の就職活動で転職サイトは利用できる?
結論として、新卒の就職活動で転職サイトを利用することはまったく問題ありません。
むしろ、うまく活用できると、周りの就活生と差をつけられる可能性があります。
まずは、転職サイトを賢く使うための基礎知識を解説します。
- 新卒でも転職サイトは問題なく使える
- 就活サイトと転職サイトの違いを比較
- 新卒は就活サイトと転職サイトの併用がおすすめ
新卒でも転職サイトは問題なく使える
転職サイトは、主に社会人の中途採用を目的としていますが、未経験者歓迎や第二新卒OKの求人も掲載されています。
これらの求人には、新卒の学生が応募できるケースも少なくありません。
「就活サイトはライバルが多くてなかなか選考で注目されない」と感じている方にとって、転職サイトを使うと優良企業に出会えるチャンスが広がります。
また、就活サイトには求人を出していない企業が、転職サイトで通年採用を行っていることもあります。
企業探しの視野を広げる意味でも、積極的に活用してみましょう。
就活サイトと転職サイトの違いを比較
就活サイトと転職サイトは、似ているようで目的や特徴が異なります。
それぞれの違いは、以下の表で確認してください。
| 比較項目 | 就活サイト | 転職サイト |
|---|---|---|
| 主な利用者 | 新卒の学生 | 社会人 |
| 求人の特徴 | ポテンシャル採用が中心 | スキルや経験を重視 |
| 掲載企業 | 新卒の一括採用企業が多い | 通年採用や欠員補充を目的とする企業が多い |
| サイトの機能 | 自己分析ツール・業界研究コンテンツ | 職務経歴書作成サポート・年収査定 |
就活サイトは新卒向けのサポート機能が充実しているのに対し、転職サイトは社会人のキャリアアップを支援する機能が中心となっています。
新卒は就活サイトと転職サイトの併用がおすすめ
それぞれのサイトに得意分野があるので、新卒の就職活動では就活サイトと転職サイトの両方を上手に使い分けるのがおすすめです。
まずは新卒向け求人が豊富な就活サイトをメインに活用し、選択肢を広げるために転職サイトもあわせて利用してみましょう。
例えば就活サイトであれば、大手から中小、ベンチャー企業まで幅広く求人を紹介してくれるジール就職エージェントの利用がおすすめです。
転職サイトであれば、20代の新卒や既卒、第二新卒など未経験層の支援に特化したハタラクティブを利用するとよいでしょう。
就活サイトで自分に合った企業を探しながら、転職サイトではまだ他の学生に知られていない企業をチェックすると、効率よく内定獲得を目指せます。
以下の記事では当編集部がおすすめする就活サイトを紹介していますので、あわせて読み進めてください。
関連記事:【26卒・27卒必見】就活サイトのおすすめ23選!適切な選び方やうまく利用するコツを解説
新卒におすすめの転職サイト6選
ここでは、新卒におすすめの転職サイトを6つ紹介します。
サービスごとに特徴は異なりますので、就職活動に対する考え方や目指す業界に合ったサイトを活用してください。
ハタラクティブ|未経験からの正社員就職を徹底サポート

- 20代に特化した就職支援サービス
- アドバイザーがマンツーマンでサポート
- LINEで気軽に相談できる
ハタラクティブは、未経験から正社員就職を目指したい新卒の方におすすめのサービスです。
20代の就職や転職支援に特化しており、掲載されている求人の8割以上が未経験から応募できます。
人柄やポテンシャルを重視する企業が中心のため、学生時代の実績だけで判断されることはありません。
ハタラクティブの大きな強みは、専任のキャリアアドバイザーによる手厚いサポート体制です。
18万人以上のカウンセリング実績をもとにして、キャリアアドバイザーはマンツーマンで現在の悩みや希望を丁寧にヒアリングしてくれます。
あなたの強みや適性を見つけ出し、活躍できる企業を紹介してくれるでしょう。
紹介企業にはセコムやオープンハウスといった大手企業も含まれており、最短2週間での内定獲得も目指せます。
「社会人経験がないから不安」「何から始めればいいかわからない」と悩んでいる方でも、安心して利用できる転職サイトです。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | ハタラクティブ |
| 運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
| 対応地域 | 関東、中部、近畿など首都圏が中心 |
| 公式サイト | https://hataractive.jp |
2025年11月時点
マイナビジョブ20’S|20代・第二新卒に特化したサービス

- 未経験OKの求人が75%以上
- 書類添削や面接対策を徹底サポート
- マイナビグループのノウハウを利用できる
マイナビジョブ20’Sは、20代向けに特化した転職サイトで新卒の学生も利用できます。
人材サービス大手企業のマイナビに蓄積されたノウハウを活用できるため「初めての就職活動でどのように行動すればいいのか分からない」と悩んでいる方におすすめです。
マイナビジョブ20’Sの大きな特徴は、信頼性の高い適性診断ツールを無料で受けられる点です。
国内でも多くの企業で利用されている診断で、自分でも気づかなかった強みや弱みを客観的に分析できます。
診断結果をもとに、就活市場を熟知したキャリアアドバイザーが、あなたに合ったキャリアプランを一緒に考えてくれるでしょう。
マイナビジョブ20’Sに掲載されている求人はすべて20代向けで、75%以上が未経験OKのため、新卒でも安心して応募できます。
利用者数は56万人にのぼり、入社後3ヶ月の定着率が95.2%と高いことからも、サポートの質の高さがうかがえるでしょう。
書類添削や面接対策も充実しているので、プロの力を借りて就職活動を進めたい方は、登録を検討してみてください。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | マイナビジョブ20’S |
| 運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://mynavi-job20s.jp |
2025年11月時点
えーかおキャリア|入社後の定着率91.4%の徹底サポート

- 最短2週間で内定獲得を目指せる
- 内定獲得率が大手エージェントの約4倍
- 地方在住者向けにオンライン面談対応
えーかおキャリアは、入社後の活躍まで見据えた手厚いサポートを受けたい方におすすめの転職サイトです。
20代の就職と転職支援に特化しており、これまで2万人以上のサポート実績を誇ります。
えーかおキャリア最大の特徴は、一人あたり平均10時間以上という徹底したサポート体制です。
将来の進路や働き方についての相談から親身に対応してくれるため、目標が決まっていない方でも利用できます。
また、えーかおキャリアは求人ごとに特化した面接対策を実施しており、就活生の強みを最大限に引き出してくれます。
その結果、自社調査によると内定獲得率は大手エージェントの約4倍、入社後の定着率は91.4%という高い数値を実現しました。
書類選考や模擬面接、面接でのマナーや対面での話し方などの準備もしっかりできるため、多くの就活生が自信を持って選考に臨めています。
約6割の求人が未経験から挑戦できるので、まだ内定を獲得していない方は無料相談で詳しく話を聞いてみてください。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | えーかおキャリア |
| 運営会社 | 株式会社For A-career |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://e-kao.co.jp |
2025年11月時点
キャリアスタート|入社後定着率92%の手厚いサポート

- 未経験から正社員を目指せる求人が多い
- 内定獲得に向けた手厚い面接対策を提供
- 未経験者でも1ヶ月程で内定を獲得するケースもある
キャリアスタートは「周りが内定を取り始めて焦っている」と、自信を持てずに悩んでいる新卒の方におすすめの転職サイトです。
利用者の就職活動に寄り添うことを重視しており、入社後の定着率は92%を誇ります。
高い定着率となる理由は、就活生の性格やスキル、特性まで丁寧に見極め、入社後に長く活躍できる企業とのマッチングを重視しているからです。
これまでの学歴に自信がない方でも、ポテンシャルを評価してくれる企業と出会える可能性が高まります。
また、キャリアスタートは徹底した面接トレーニングを実施することも大きな特徴です。
企業ごと、そして就活生一人ひとりにあわせた対策を行うことで、内定率86%という高い実績となっています。
レオパレス21や大東建託など有名企業への紹介実績もあり、約1ヶ月での内定獲得も可能です。
丁寧なサポートを受けて、納得のいく就職活動を実現したい方は、キャリアスタートの利用をおすすめします。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | キャリアスタート |
| 運営会社 | キャリアスタート株式会社 |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://careerstart.co.jp/ |
2025年11月時点
関連記事:キャリアスタートの評判はやばい?評判をもとに使うべき人の特徴を解説
タイミーキャリアプラス|お試し勤務で職場を確認してから応募できる

- タイミーでの実績を活かして履歴書を作成
- ミスマッチが少なく入社後の定着率が向上
- 体験勤務制度で実際の職場を確認できる
タイミーキャリアプラスは「入社後のミスマッチを防ぎたい」と考える新卒の方に最適な転職サイトです。
スキマバイトアプリ「Timee」が運営しており、最大の特徴は実際の職場で働いてから入社を決められる点です。
企業の雰囲気や仕事内容を自分の目で確かめられるため、納得感を持って就職先を選べます。
また、タイミーキャリアプラスは、スキマバイトの登録者が記入した口コミ情報を活用できることも大きなメリットです。
現場で働いた方のリアルな声を参考にして、自分に合った企業を探せるでしょう。
履歴書の作成といった基本的な準備からキャリアアドバイザーがサポートしてくれるため、初めての就職活動でも安心して利用できます。
フォークリフトやITパスポートといった資格取得につながるリスキリング講座も受講できるため、スキルアップを目指しながら就職活動を進めたい方にもおすすめです。
タイミーを利用したことがありレビューやバッジなどの実績がある方は、タイミーキャリアプラスを利用すると書類選考や面接の通過率を高められるでしょう。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | タイミーキャリアプラス |
| 運営会社 | 株式会社タイミー |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://careerplus.timee.co.jp |
2025年11月時点
UZUZ(ウズキャリ)|3,000社以上の優良企業を紹介してもらえる

- 20代向けの就職支援を提供
- オーダーメイド型の就活サポートを実施
- 社会人基礎力の向上を支援するプログラムも用意
UZUZ(ウズキャリ)は、一人ひとりに寄り添うオーダーメイド型のサポートを受けたい方におすすめの転職サイトです。
キャリアアドバイザー自身が就職に悩んだ経験を持っているため、あなたの不安や悩みに共感し、同じ目線でサポートを提供してくれます。
これまでに63,000人以上の就業サポート実績があり、ES添削や面接対策の満足度は97%と非常に高い評価を得ています。
UZUZを利用する際に注目すべきポイントは、独自の厳しい基準でブラック企業を徹底的に排除している点です。
実際に企業を訪問して労働環境や教育体制を細かくチェックし、過去の利用者からのフィードバックももとに安全な求人のみを紹介してくれます。
これにより、入社後に過度な残業や長時間労働、不当な待遇に悩むリスクを抑えられるため、安心して企業選びに集中できるでしょう。
エンジニアやプログラマーなどIT分野の知識が身につく「ウズウズカレッジ」も展開しているため、専門スキルを習得して市場価値を高めたいと考えている方にも最適なサービスです。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | UZUZ(ウズキャリ) |
| 運営会社 | 株式会社UZUZ |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://uzuz.jp/ |
2025年11月時点
新卒におすすめの転職サイトの選び方
転職サイトを上手に使うためには、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。
数ある転職サイトの中から、最適なサービスを見つけるためのポイントを紹介します。
求人応募型かエージェント型かで選ぶ
転職サイトは、求人応募型とエージェント型の2種類に分けられます。
マイナビやリクナビといった就活サイトと同じような使い方をイメージするとわかりやすいでしょう。
自分のペースで企業研究を進めたい方や、応募したい企業が明確な方が利用しています。
ESの添削や面接対策といったサポートも無料で受けられます。
客観的なアドバイスがほしい方や、プロの視点で自分に合う企業を提案してほしい方にぴったりのサービスです。
新卒向け求人が多いサイトを選ぶ
転職サイトは中途採用向けの求人が中心ですが、なかには新卒や未経験者を積極的に募集している企業を掲載しているサイトもあります。
サイトを選ぶときは「新卒歓迎」「未経験OK」「第二新卒・既卒向け」などのキーワードで求人を検索してみましょう。
これらの求人が少ないサイトでは、応募できる企業が限られてしまいます。
また、新卒向けの特集ページがあるかどうかも、サービスを選ぶうえで大切なチェックポイントです。
希望する業界や職種に強いサイトを選ぶ
転職サイトには、幅広い業界を扱う総合型と、特定の分野に強い特化型の2種類があります。
例えば、ITエンジニアを目指すならIT業界専門のサイトを、Webマーケターになりたいならマーケティング職に強いサイトを選ぶとよいでしょう。
自分の希望に合わせて使い分けることで、効率よく就職活動を進められます。
特化型サイトでは、総合型では見つからない専門的な求人を探せるほか、業界に詳しいアドバイザーからサポートを受けられることも魅力です。
まだ志望業界が定まっていない方は、まず総合型のサイトに登録してさまざまな企業の情報を集めてください。
一方で、希望する業界や職種が決まっている方は、特化型サイトの利用がおすすめです。
新卒が転職サイトを使う4つのメリット
ここでは、新卒の方が転職サイトを使う4つのメリットを紹介します。
競争率が低く内定獲得のチャンスが高い
転職サイトの利用者は主に社会人のため、新卒の学生にとっては比較的競争が少なく、内定のチャンスを得やすい環境で選考を受けられることが大きなメリットです。
就活サイトでは、一つの求人に数百人、場合によっては数千人の学生が応募することもあります。
一方で、転職サイト経由なら応募する学生の数が少ない分、あなたのエントリーシートや自己PRが採用担当者の目に留まりやすくなるでしょう。
例えば学生時代に力を入れた活動や少しユニークな経験も、多くの応募書類に埋もれず、しっかり見てもらえるチャンスが広がります。
他の学生とは違ったフィールドで自分をアピールできることは、転職サイトを利用するメリットです。
就活サイトに掲載されていない求人に応募できる
転職サイトを利用すると、就活サイトでは募集していない企業に出会える可能性があります。
一部の企業は戦略として就活サイトを使わず、転職サイトのみで採用活動を行っているからです。
とくに設立間もないベンチャー企業や、専門スキルを持つ人材を少人数だけ採用したい企業は転職サイトのみで募集している場合があります。
そのような企業を早めに見つけて応募できることは、行動力のある就活生にとって大きなチャンスとなるでしょう。
秋・冬採用や通年採用の企業にもアクセスできる
本選考で内定が得られなかった場合でも、転職サイトを活用すれば新たな企業に応募するチャンスがあります。
就活サイトの多くは春から夏の採用時期を中心に求人を掲載していますが、転職サイトでは年間を通して募集を行う企業が見つかるからです。
そのため、夏までに結果が出なかった方や、公務員試験や大学院入試の結果を確認してから就職を考える方でも、自分のペースで企業探しを続けられるでしょう。
秋・冬採用の求人を活用して、自分に合う職場をじっくり探せることは、転職サイトを利用するメリットの1つです。
企業のリアルな口コミや評判を参考にできる
企業の公式サイトだけではわからない、リアルな内情を知れることも転職サイトを利用するメリットです。
多くの転職サイトでは、実際にその企業で働いていた元社員や現役社員による口コミが掲載されています。
例えば「チームワークを大切にする職場」「若手でも責任ある仕事を任せてもらえる」といったポジティブな意見から「特定の時期は残業が多くなる」などの具体的な働き方まで把握できるでしょう。
社員のリアルな声は、通常OB・OG訪問などでしか得られない貴重な情報源です。
入社後のミスマッチを防ぎ、自分に合った職場かどうかを判断するうえで、大きな参考材料になるでしょう。
新卒が転職サイトを使う4つのデメリット・注意点
メリットの多い転職サイトですが、利用する際はいくつか知っておきたい注意点もあります。
あらかじめデメリットを理解しておくと、転職サイトをより効率的に活用できるでしょう。
新卒採用枠が少なく選択肢が限られやすい
転職サイトは社会人向けの中途採用が中心のため、新卒が応募できる求人が少ないことはデメリットと言えるでしょう。
新卒専用の就活サイトと比べて、応募できる企業の選択肢はどうしても限られてしまいます。
ただし、この課題は就活サイトを併用すると解決できます。
新卒採用に強い就活サイトをメインの情報源としつつ、転職サイトは他の学生が知らない求人を探すための補助的なツールとして活用してみましょう。
以下の記事では新卒におすすめの就活サイトを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:【2026年最新】新卒におすすめの就活サイト12選を徹底比較!失敗しない選び方も解説
大手企業や人気企業の求人が見つかりにくい
転職サイトによって掲載企業の傾向はさまざまですが、大手企業や業界の有名企業の求人が見つかりにくいことに注意してください。
多くの大手企業は、新卒の一括採用をメインにしており、就活サイトを中心に求人を出すのが一般的です。
そのため、転職サイトで大手企業の社名検索をしても、希望の求人がヒットしないこともあります。
大手企業への入社を第一に考えている方には、転職サイトは少し使いづらいかもしれません。
一方で転職サイトは、成長過程にあるベンチャー企業や業界内で評価されている隠れた優良企業の求人を見つけやすい特徴があります。
知名度や規模にこだわらず、将来の自分の成長を感じられる職場を探したい方にとっては、応募する企業の選択肢を広げられるでしょう。
ES添削や面接対策を受けられない場合がある
求人応募型の転職サイトを利用する場合、就活サイトのような手厚い選考サポートはあまり期待できません。
就活サイトであれば、ESの書き方セミナーや模擬面接といったサポート機能が充実していますが、転職サイトでは自分で対策を進める必要があります。
「自己PRの書き方に自信がない」「面接でうまく話せるか不安」と悩む方にとっては、これがデメリットとなるかもしれません。
しかし、この課題はエージェント型の就活サイトを利用すると解決できます。
エージェント型では、キャリアアドバイザーが無料でESの添削や面接練習を行ってくれるため、アドバイスを受けながら対策を進められます。
その結果、一人での準備よりも選考通過率をぐっと高められるでしょう。
以下の記事ではとくにおすすめの就活エージェントを解説していますので、あわせて読み進めてください。
関連記事:【就活生必見!】26卒/27卒向けのおすすめ就活エージェント11選を徹底解説!
企業から転職サイト利用の理由を聞かれる場合がある
転職サイト経由で企業に応募すると、面接で「なぜ就活サイトではなく転職サイトを使ったのですか?」と質問される可能性があります。
質問に対してうまく答えられないと「計画的に就活を進めていなかったのでは?」と誤解されることがあるため注意が必要です。
採用担当者からの印象を良くするために、事前にポジティブな理由を準備しておきましょう。
例えば「転職サイトも活用し視野を広げて企業研究していく中で成長が期待できる御社に応募しました」と答えれば、意欲的な姿勢を伝えられます。
転職サイト経由で応募してもしっかりと面接対策をしておけば、主体性をアピールする絶好のチャンスに変えられます。
新卒が転職サイトを利用する流れ・登録方法
ここでは、転職サイトに登録してから内定を獲得するまでの流れを解説します。
無料登録する
利用するサービスが決まったら公式サイトにアクセスし、メールアドレスとパスワードを設定してアカウントを作成してください。
登録は3分程度で完了します。
アカウント作成後は確認メールが届くので、メールの受信設定を見直しておきましょう。
プロフィール・希望条件を入力する
転職サイトにログインできたら、氏名や住所、学歴や自己PRなどを入力します。
プロフィールや希望条件は企業も閲覧するため、空欄を作らないようすべての項目を埋めてください。
求人を検索して企業にエントリーする
プロフィールと希望条件を入力できたら、実際に求人を探してみましょう。
興味のある企業が見つかったら、転職サイトの案内に従って応募してください。
書類選考・面接対策を進める
応募後は書類選考や面接を経て内定を目指します。
エージェント型のサービスを利用している方は、この段階で担当アドバイザーからES添削や面接対策を受けてください。
面接対策は、大学のキャリアセンターや市区町村が運営するジョブカフェも利用できます。
内定獲得後は入社手続きを進める
無事に内定を獲得できたら、雇用条件などをしっかりと確認してから入社手続きを進めます。
具体的には、給与や勤務時間、勤務地や入社までの流れを確認しておきましょう。
入社までの流れで分からないことがあれば、採用担当者に遠慮なく質問してください。
新卒の転職サイト利用に関するよくある質問
転職サイトを利用する就活生からよくある質問に回答します。
疑問点や不安なことは、事前にしっかり調べておくことが大切です。
新卒と第二新卒の違いを教えてください
両者の大きな違いは、社会人としての実務経験があるかどうかです。
転職サイトから新卒が応募しても大丈夫ですか?
転職サイトから新卒が応募しても、まったく問題ありません。
ただし、応募条件に「実務経験必須」と書かれている求人は避けてください。
応募資格をよく確認すれば、安心して利用できます。
転職サイトに登録したら就活サイトは使えなくなりますか?
転職サイトと就活サイトは運営会社が異なるサービスのため、併用してもまったく問題ありません。
むしろ、両方のサイトを併用するとより多くの企業情報にアクセスでき、就職活動を有利に進められます。
転職サイトでは豊富な求人情報の中から企業を探し、就活サイトでは新卒向けの特別なサポートや説明会への参加、面接対策などを受けてください。
転職サイトを使うと企業や大学にバレますか?
登録しただけで企業や大学に転職サイトの利用が知られることはありません。
氏名や学歴などの個人情報は、エントリーする企業以外には公開されないからです。
許可なく外部に情報が漏れることもないため、安心して利用してください。
IT業界に強い転職サイトを教えてください
dodaやワークポートは専門的な求人も豊富に取り扱っており、実務経験者向けの求人が多い特徴があります。
未経験からIT業界を目指す場合は「未経験 IT」などのキーワードで検索できる総合型の転職サイトや、IT企業に強みを持つ就活エージェントの利用も検討してください。
新卒でやめたほうがいい業界は?
新卒でやめたほうがいい業界は一概には言えませんが、注意が必要な業界はいくつかあります。
例えば、急速に変化する社会や技術に対応できていない業界、将来的な成長が見込みにくい業種はリスクが高いと言われています。
具体的には、銀行や百貨店、広告代理店や出版業界などは、AIやネット通販の普及により従来の働き方が大きく変わる可能性があるでしょう。
業界の将来性や働く環境などは、できる限り自分で情報収集するとともに、先輩や現役社員の話を聞くことも大切です。
新卒で入ってはいけない企業の特徴は?
新卒で入ってはいけない企業の特徴として、以下5つのポイントが挙げられます。
- 労働環境が極端に悪い企業
- 離職率が同業他社と比べて高い企業
- 経営状態や将来性が不透明な企業
- 待遇面で良くない条件がある企業
- 説明会や面接での対応が良くない企業
これらに加えて、自分の希望条件や興味と合わない企業も長く働くことが難しいため、応募は避けた方がよいでしょう。
27卒の就活はやばいですか?
景気の動向によって採用市場は変化しますが、27卒の就活は過度に心配する必要はありません。
求人倍率も高く、全体としては学生に有利な売り手市場が続いています。
そのため、やばいと感じることもあるでしょうが、大切なのは周りの情報に惑わされず、自己分析や業界研究を早めに始めることです。
積極的な情報収集や短期インターンの参加、SPIや面接対策などの準備を進めれば、希望する企業から内定を得られるでしょう。
まとめ|新卒でも転職サイトを活用して内定を獲得しよう
本記事では、新卒の就職活動におすすめの転職サイトを6つ紹介しました。
転職サイトは中途採用が中心ですが、新卒の学生も問題なく利用できます。
新卒向けの就活サイトと併用すれば、企業選びの選択肢が広がり、自分に合った職場を見つけやすいです。
ただし、あまりに多くのサービスに登録すると、情報整理が難しくなり、かえって効率が下がる場合もあります。
まずは気になる転職サイトを2〜3社ほど選び、それぞれの特徴を比較しながら活用してみてください。



