4年生に進学しそろそろ就職活動を始めるべきと思いながらも、まだ何も手をつけていない方は少なくありません。
「みんな3年生から就活を進めているのに、いまから準備を始めるのは遅すぎる」と焦りを感じている人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、4年生から就活を始めても内定を獲得できる理由を紹介します。
具体的なスケジュールや効率的に内定を獲得するための方法も解説していますので、記事の内容を参考にしてください。
【結論】大学4年生から就活を始めても内定を獲得できる
結論から言うと、大学生の内定率は非常に高いため、4年生から就活を始めても十分に内定を獲得できます。
「みんな3年生から就活準備を始めているのに、自分だけ何もしていない」と焦っている方もいるでしょう。
しかし厚生労働省の資料によると、25卒の大学生の92.6%が内定を獲得していました。
内定率は前年度の調査よりも1.0ポイント高く、多くの就活生が内定を獲得している状況です。
大学4年生から就活を始めても間にあうケースも多く、4月時点で「何もしていなかった人」が就活を開始して、内定を獲得できたケースも少なくないでしょう。
近年、企業の採用活動の時期は早まる傾向にありますが、効率的に就活を進めれば4年生からでも十分に対応できます。
参考:厚生労働省|令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況
就活を4年生から始めても遅くない3つの理由
4年生から就活を始める方に向けて、決して遅くない理由を3つ紹介します。
いまから就活を始めても遅くない理由
多くの企業は通年採用・秋採用を実施している
そのため、通年採用や秋採用を実施する企業が増えており、春の採用活動で内定が出なかった学生や、4年生になってから就活を始めた方にもチャンスは広がっています。
就職みらい研究所の調査によると、35.1%の企業は通年採用を実施しています。
また、秋採用を行う企業も16.1%あり、4年生から就活を始めても決して遅くはありません。
とくに外資系企業やベンチャー企業、IT業界では時期に関係なく採用活動を進める傾向があります。
志望する業界や企業が採用活動を行っているかどうか、しっかりと調べてみてください。
26卒・27卒は採用数が増加傾向にある
26卒と27卒の採用活動では、企業が人手不足のため採用人数が増える傾向にあります。
就活情報サイトキャリタスの調査によると、2026年3月卒業予定の学生について「採用人数を前年よりも増やす」と答えた企業は全体の26%で「減らす」と答えた企業の7.5%を大きく上回りました。
そのため26卒や27卒の学生にとって、内定のチャンスが多い状況と言えるでしょう。
参考:キャリタス|2026年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査
留学生や既卒者向けの採用枠も充実している
海外でビジネスを展開する企業では、留学生や社会人経験のある既卒者を対象とした採用枠を設けています。
理由として、多様なバックグラウンドを持つ人材を採用して、グローバル市場での競争力を高めたい狙いがあるからです。
留学生や既卒者向けの採用枠を見つけるには、求人サイトや就活サービスの活用が効果的です。
また、大学のキャリアセンターでは、企業から寄せられた「留学生・既卒者対象」の求人や企業説明会の情報を得られます。
就活の開始時期にかかわらず自分にあった企業は必ず見つかるため、まずは今できることを始めましょう。
留学経験者を対象にサポートを行う就活エージェントは以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:留学経験のある就活生におすすめの就活エージェント5選!海外からでも利用できる就活支援サービスを徹底比較
4年生から始める就活スケジュール
大学4年生の春から始める具体的な就活スケジュールを紹介します。
以下のスケジュールを参考に、内定獲得に向け計画的に行動してください。
4月前半|自己分析と業界研究を開始
大学4年生の4月に取り組むべきことは、自己分析と業界研究です。
自己分析と業界研究は就活の土台となる重要な作業であり、早めに準備すると今後の選考対策をスムーズに進められます。
例えばノートにこれまでの人生で起こったできごとを書き出して、どのような感情になったか、なぜその行動を取ったのかを深掘りすると、自分の強みや価値観が見えてきます。
業界研究では、自己分析の結果をもとにして、興味のある業界を複数選んでください。
業界地図や就職四季報などを活用して、業界の全体像や市場規模、主な企業や将来性を理解しましょう。
就職情報サイト(マイナビ・リクナビなど)の業界研究ページも、基礎知識を得るために有効です。
以下の記事では自己分析のやり方を詳しく解説していますので、あわせて読み進めてください。
関連記事:【おすすめ6選】自己分析シートの効果的な書き方と活かし方を解説
4月後半|企業研究を深めてES・履歴書を作成する
4月後半からは、ES(エントリーシート)と履歴書の作成に取りかかりましょう。
これまでに進めた自己分析や企業研究の結果をもとに、具体的に志望企業を選び、応募準備を整えます。
企業研究に十分な時間を確保できない場合は、YouTubeやTikTokの企業アカウントの動画を見ることで、効率的に情報収集できます。
つぎに、集めた情報をもとにESや履歴書を作成しましょう。
とくにESでは志望企業や学生時代に力をいれたこと(ガクチカ)がよく問われるため、自己分析で整理した強みや経験を企業の求める人物像と関連付けてアピールしてください。
履歴書では基本情報に加えて、資格やスキル、志望企業と関連するアルバイト経験を記入しましょう。
ESや履歴書の作成方法に不安のある方は、以下の記事が参考になります。
関連記事:ES(エントリーシート)と履歴書の違いは?熱意が伝わる書類作成のコツ紹介
5月|筆記試験対策と面接対策を本格化する
5月からは、筆記試験対策と面接対策を始めましょう。
多くの企業では筆記試験に以下のテストを導入しています。
筆記試験
- SPI
- 玉手箱
- GAB
- CAB
- 一般常識問題
筆記試験は短期間で高得点を取るのが難しいため、5月から計画的に問題集を解き、テスト形式に慣れておきましょう。
あわせて面接対策にも力を入れてください。
企業との面接では自己PRや志望動機、ガクチカなど定番の質問に加えて、企業研究の深さや受け答えの質も評価されます。
事前に想定質問を準備して回答を言語化しておきましょう。
面接対策では大学のキャリアセンターなどを活用し、模擬面接のフィードバックをもらうと効果的です。
早い時期から何度も対策を行うことで、面接本番での自信につながります。
以下の記事では、面接に苦手意識を持つ方に向けて効果的なテクニックを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:面接の苦手意識をすぐ克服できるテクニック&考え方!パターン別の対策法も紹介
6月以降|選考への参加と内定獲得に向けた調整
大学4年生の6月以降は、本格的に企業の採用試験や面接に参加する時期です。
多くの企業で最終選考が実施され、早い方はこのタイミングで内定を獲得します。
複数の企業の選考スケジュールが重なることも多いため、就活の予定はカレンダーやアプリなどを使ってしっかりと管理してください。
6月以降の面接では一次、二次、最終と進むにつれて、質問がより深くなっていきます。
内定を獲得するには、これまでの経験を交えながら、自分の強みと志望理由を一貫して伝えることが大切です。
9月以降|秋採用・通年採用に応募する
9月以降は、春・夏の就活で思うような結果が出なかった学生にとって、秋採用や通年採用に挑戦できる時期です。
多くの企業は夏までに採用活動を一段落させますが、人手不足や欠員が出た場合に追加募集するケースも珍しくありません。
秋採用は比較的短期間で選考が進むため、効率よく内定を獲得できる可能性があります。
一方、外資系企業やスタートアップ企業、IT業界などでは通年採用が広がっています。
通年採用は、就活生が自分のタイミングで応募できるのが特徴です。
夏までの就活で自分の強みや課題が明確になった学生にとっては、改善点を踏まえて再チャレンジする良い機会となるでしょう。
以下の記事では秋採用を実施する企業の特徴や求人の探し方を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:秋採用を狙う就活生必見!実施する企業の特徴や探し方、ポイントを紹介
就活を4年生まで始めなかった人の特徴
ここでは、4年生まで就活を始めなかった人の特徴を紹介します。
多くの場合、以下3つに絞られます。
4年生まで就活を始めなかった人の特徴
4年生から就活を始めた人の中には「そもそも何から手をつければいいのかわからず動き出せなかった」というケースが少なくありません。
ESや履歴書の書き方、自己分析の方法や面接対策などやるべきことが多いため、就活の全体像が見えず行動できない学生は多いです。
また、情報収集の時間が取れないまま「就活サイトに登録するタイミングはいつ?」「企業説明会にはいつ参加するの?」と迷っているうちに、時間が過ぎてしまうこともあるでしょう。
就活の始め方や進め方がわからない方は、まず全体像を把握すると行動しやすくなります。
就活の進め方や準備しておくべきことは以下の記事で解説していますので、ざっと読んで全体像を理解してください。
関連記事:これで安心!26卒の就活の効果的なやり方・進め方は?やるべき準備と対策も解説
学業やサークル活動が忙しくて後回しになった
4年生になってから就活を始める理由のひとつに、授業や講義、サークル活動などの忙しさもあるでしょう。
しかし、学業やサークル活動を真剣に取り組んだ経験は「物事に本気で向きあいやり遂げる力がある」という強みとして自己PRに活かせます。
重要なのは「今から就活を始めても遅い」と焦ることではありません。
これまで取り組んできた活動を、就活でアピールできるよう準備してください。
学生時代の経験を適切に伝えられると、企業からも評価され内定獲得の可能性は高まります。
進学(大学院)か就職かで迷っていた
4年生まで就活を始めなかった人の中には、大学院への進学と社会人として働くかの選択で迷っていた方もいるでしょう。
研究にやりがいを感じたり、専門性をさらに高めたいと考えていたりすれば、進学を真剣に検討するのは自然なことです。
しかし、進路に真剣に向きあった経験は、就活において大きな強みとなります。
進学か就職かを比較検討した過程は自分の将来と向きあった証拠であり、自己分析や志望動機を語る際に説得力を与えてくれるからです。
迷っていた時間を出遅れととらえるのではなく、将来のキャリアを真剣に考えた時間として前向きに活かしてください。
就活を4年生から始めるデメリット・注意点
ここでは、4年生から就活を始める際のデメリットや注意点を紹介します。
以下4つのポイントを押さえて、内定獲得を目指してください。
就活を4年生から始めるデメリット・注意点
準備期間が限られるため効率的な対策が必要
就活を4年生から始める場合、ESや履歴書の作成、業界や企業研究などやるべきことが短期間に集中します。
3年生から少しずつ就活準備を進めてきた学生と比べて、情報収集や自己分析が不十分な状態で選考に臨むリスクがあるでしょう。
そのため、就活を先送りにした場合はすべての準備を完璧に仕上げるのではなく、優先順位を付けて効率的に進めることが重要です。
就活に出遅れた場合の挽回方法については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて読み進めてください。
関連記事:【26卒】就活の出遅れを挽回する方法8つ!持つべき考えや注意点も解説
大手・人気企業の採用枠が埋まる可能性がある
4年生から就活を始める際の注意点として、大手や人気企業の採用枠がすでに埋まっている可能性があります。
大手や人気企業は3年生を対象にインターンシップや早期選考を行い、優秀な学生を囲い込む傾向が見られるからです。
早期選考を進めた結果、応募しようとしても本選考のエントリー自体が2~3月上旬に締め切られているケースも少なくありません。
とくにベンチャー企業は通年採用や独自の採用スケジュールを組んでいることが多く、4年生から就活を始めても十分に内定を獲得できるチャンスがあるでしょう。
以下の記事では当編集部がおすすめするベンチャー企業を紹介していますので、業界研究や企業研究に役立ててください。
関連記事:【厳選ベンチャー13業界44社】インターン・新卒採用あり!おすすめベンチャー企業一覧
卒業論文・研究活動との両立が難しい
卒業論文や研究室での活動が本格化する時期は、就活との両立が大きな負担となります。
とくに理系学生や専門分野に所属している方は、実験や調査、データ分析にまとまった時間を確保する必要があるでしょう。
例えばゼミの先生に相談して計画を前倒しに進めたり、就活で忙しい時期にあわせて研究のスケジュールを調整したりなど、周りの協力を得ながら計画的に取り組んでください。
内定から入社まで短期間で準備を進める必要がある
4年生から就活を始めた場合、内定が出る時期も遅くなる傾向があります。
その結果、入社までの準備期間が限られ、卒業論文や単位取得の追い込みと並行して進めなければならないケースもあるでしょう。
準備期間が短いと焦りを感じるかもしれませんが、入社までに必要なタスクを整理できれば、計画的に行動できるでしょう。
まずは入社までにやるべきことを紙に書き出して、優先順位を付けて無理のないスケジュールを立ててください。
4年生から効率的に就活を進める方法
準備期間が短くても、希望企業から内定を獲得するための効率的な就活の進め方を紹介します。
効率的に就活を進める方法
短期集中型インターンシップに参加する
限られた期間で内定を獲得するには、効率的に企業理解を深めることが重要です。
短期インターンは長期インターンと比べてスケジュールも調整しやすく、複数の企業を経験できるメリットがあります。
数日といった短い期間でも、採用担当者や現場社員と直接話せる機会があり、職場の雰囲気や働き方を知る貴重な機会となるはずです。
また、企業によってはインターンシップ参加者に、特別選考ルートの案内を行うこともあります。
選考を有利に進められる可能性もありますので、短期集中型インターンシップを積極的に探してみてください。
インターンシップの探し方やおすすめのサイトは以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:【参加必須】インターン探し方ガイド!就活初心者におすすめのサイト6選
OB・OG訪問で企業理解を深める
4年生から就活を始める場合、企業研究にかけられる時間は限られています。
希望する企業で働く先輩から話を聞くことで、採用情報や企業説明会ではわからない職場の雰囲気や業務内容を教えてもらえます。
とくに企業データを細かく調べる時間がない4年生にとって、直接的な情報収集は非常に有効な方法です。
OB・OG訪問の具体的なやり方や質問リストは以下の記事でまとめていますので、ぜひ活用してください。
関連記事:OB訪問に行くべき理由!メリットと質問リスト30選
合同説明会や就活イベントに参加する
複数の企業から効率的に情報を集めたい場合は、合同説明会や就活イベントへの参加がおすすめです。
就活イベントでは面接対策セミナーやES添削コーナーが設置されている場合もあり、4年生から動き出す人にとって有効なサポートを受けられるでしょう。
事前に参加企業やイベント内容を確認し、自分の目的にあわせて合同説明会や就活イベントを活用してください。
就活サービスを活用する
ひとりで進める就活に不安を感じる方には、就活サービスの利用をおすすめします。
就活サービスでは求人紹介だけでなく、ESや履歴書の添削、面接対策など内定獲得に必要なサポートをまとめて受けられるからです。
内定獲得というゴールから逆算して行動できるようになるため、効率よく就活を進められます。
大学4年生におすすめの就活サービス
いまから就活を始める方におすすめの就活サービスを3社紹介します。
短期間で内定獲得を目指せますので、3社の中からどのサービスを利用するか検討してください。
ジール|最短2週間で内定獲得を目指せるサポートを提供

ジールの特徴
- 個別サポートが充実
- 通過率アップにつながる書類添削を実施
- 内定後も継続的にサポートを提供
ジールは、最短2週間で内定獲得を目指せる新卒専門の就活サービスです。
キャリアアドバイザーによる個別サポートが充実しており、履歴書や面接対策といった就活の基礎から内定獲得までサポートしてもらえます。
ジールは約3,000社の求人を保有しており、あなたが希望する業界や企業をピンポイントで提案してくれるでしょう。
また、サークル活動やゼミに参加している就活生には、大会や研究発表の日程にあわせて面接スケジュールを調整してくれます。
そのため、就活と並行して学生生活も大切にしたい方に選ばれているサービスです。
サービス概要 | |
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サービス名 | ジール就活エージェント |
運営会社 | 株式会社ジールコミュニケーションズ |
対応地域 | 東京、大阪、名古屋 |
公式サイト | https://zeal-shushoku-agent.com/ |
キャリアスタート|企業とのマッチングを重視し内定獲得をサポート

キャリアスタートの特徴
- マンツーマンの就活サポート
- 約2週間で内定獲得した実績あり
- 企業の特徴にあわせた面接対策を実施
キャリアスタートは、企業とのマッチング分析に力を入れている就活サービスです。
企業に直接インタビューを行い、求める人物像や社風、ビジネスモデルを深く理解しています。
就活生一人ひとりの性格や適性にあわせて企業を提案するため、入社後のミスマッチを最小限に抑えられるでしょう。
専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、自己PRや自分の強みがわからない方でも相談しやすい環境が整っています。
サービス概要 | |
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サービス名 | キャリアチケット就職エージェント |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
対応地域 | 東京、名古屋、大阪、京都など全国 |
公式サイト | https://careerticket.jp/ |
ミーツカンパニー| 企業と直接出会えるイベントを実施

ミーツカンパニーの特徴
- 短期間で内定獲得を目指せる
- 自己分析や企業分析を徹底サポート
- 4年生からでも就活イベントに参加可能
ミーツカンパニーは、就活イベントや合同説明会を実施している就活サービスです。
就活イベントや合同説明会は、会場での対面参加とオンライン参加の両方から選択できます。
人事担当者や社長と直接話せる機会があるため、短期間での内定獲得が期待できるでしょう。
担当のキャリアアドバイザーは自己分析のサポートからES添削、面接対策にも対応しているため、就活に不安を感じている方でも安心して利用できます。
4年生から就活を始める方に関するよくある質問
就活に関してよく聞かれる質問を5つ紹介します。
よくある質問
- 就活は遅くともいつから始めますか?
- 大学4年4月に就活を何もしていない人は全体の何%ですか?
- 大学4年生の就活は何月までですか?
- 何月までに内定ないとやばいですか?
- 大学4年生の内定率を教えてください
就活は遅くともいつから始めますか?
就活は遅くとも大学3年生の9~10月までに始めることをおすすめします。
3年生の秋から就活を始めることで、自己分析や業界研究の時間を確保でき、インターンシップへも参加しやすくなるからです。
ただし、しっかりと準備すれば4年生から就活を始めても内定を獲得できるでしょう。
大学4年4月に就活を何もしていない人は全体の何%ですか?
内閣府の資料によると、約90%の学生が大学4年の4月までに企業の採用面接を受けています。
そのため、4月の時点で就活の準備をしていない学生の割合は約10%です。
自分だけが就活を始めていないのではと焦りや不安を感じているかもしれませんが、企業によっては通年採用や秋採用を実施しています。
いまから就活を始めても、十分に内定を獲得するチャンスはあるでしょう。
参考:内閣府|学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について
大学4年生の就活は何月までですか?
大学4年生の就活では、内定を得るチャンスは3月ころまでです。
3月を過ぎると既卒枠での就活となります。
一般的には、大学4年生の夏ころ(6~7月)までに内定を獲得して就活を終える学生が多いです。
内閣府の資料によると、約9割の就活生が6月までに企業から内々定を獲得しています。
そのため、7月までに内定を獲得できることが望ましいと言えるでしょう。
参考:内閣府|学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について
何月までに内定ないとやばいですか?
内定がないとやばいと言われるのは、一般的に9月末までです。
多くの企業は10月に内定式を行うため、それまでに内定がないと不安な気持ちになりやすいでしょう。
ただし、業界や企業によって内定式の日付は異なります。
9月末時点で内定がなくても一概にやばいとは言えません。
大学4年生の内定率を教えてください
厚生労働省の資料によると、25卒の大学生の内定率は92.6%でした(2025年2月1日時点)
参考として、24卒の大学生の就職率は98.1%と非常に高い数値です。
厚生労働省の資料では、2月以降にも内定を獲得する就活生が一定数いることがわかります。
参考:厚生労働省|令和7年3月大学等卒業予定者の就職内定状況
まとめ|効率的に就活を進めて内定を獲得しよう
本記事では、4年生から就活を始めても内定を獲得できる理由を解説しました。
現在多くの企業が採用人数を増やしているため、他の学生より就活の準備が遅れても焦る必要はありません。
しっかりとスケジュールを立てて計画的に準備を進めれば、内定獲得の可能性を高められるでしょう。
ただし、やるべきことが多く何から手をつければよいのかわからない方は、就活エージェントへの相談をおすすめします。
就活エージェントは無料で利用でき、今すぐ取り組むべきことと後回しにしてよいことを一緒に整理してくれるからです。
無料で相談を実施しているので、就活エージェントの公式サイトから気軽に問い合わせてみてください。