日本は学歴社会?現状のデータで見る就活と学歴の関係性、対策方法を解説

日本 学歴社会

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「学歴社会って一体どんな社会なのだろう?」
「日本って本当に学歴社会なのかな?」
「学歴社会の現状はどうなってるの?」

これから就活を控えているあなたは、「学歴社会」という言葉に危機感や警戒心を感じているのではないでしょうか。

そこでこの記事では、日本は本当に学歴社会なのかを確かめるために、就活と学歴の関係性を実際のデータ、対策方法を解説します。

本記事を読めば、あなたも学歴社会に振り回されずに就活に臨めますよ!

なお、就活生の中には「学歴と就活には関係がない」という考えを持つ人がいますが、これは誤りです。

その根拠は以下の記事で紹介しているので、「就活に学歴が関係する理由って何だろう?」と気になっている方はチェックしてくださいね。

目次

そもそも学歴社会とは?学歴によってその人の価値が決められる社会

学歴社会とは?

学歴社会とはその名のとおり、学歴によってその人の価値が決められる社会のことです。

具体的には、以下のような考え方を持つ人が大多数を占める状態を指します。

  • 高学歴のほうが優秀だ
  • 低学歴は仕事ができない

こういった考えが広まった結果、低学歴の学生は就活で以下のような扱いを受けることが多くなりました。

  • 書類選考の段階で落とす
  • 大学にリクルーターをつけない
  • 連絡する際の優先順位を下げる

学歴社会ではいかに優秀な人材でも、「低学歴である」という理由だけで採用が見送られる可能性があります。

学歴社会とは簡単にいってしまえば、こういった企業が蔓延している状態のことを指すわけです。

日本は本当に学歴社会?データで見る就活と学歴の関係

日本は学歴社会か否か

では、「日本は本当に学歴社会なのか?」というと、答えは「YES」だといえるでしょう。

それは以下の3つのデータからも明らかです。

これらのデータについて、具体的に確認していきましょう。

ターゲット大学を設定している企業は全体の39%

人事に関する研究機関であるHR総研の調査によると、採用時にターゲット大学を設定している企業の割合は全体の39%にのぼりました。

以下のグラフは、ターゲット大学を設定しているかどうかを従業員規模別に集計したものです。

引用:HR総研『「学歴フィルター」をせざるを得ない採用の実情』

注目すべきは、従業員数300名以下の中小企業でさえ、4社に1社の割合でターゲット大学を設定していることでしょう。

一般的に、中小企業は人材が集まりにくいことから「学歴を重視する余裕がない」と思われがちです。

しかし、裏を返せば「優秀な人材が集まりにくいからこそ採用を慎重に行う必要がある」ともいえるわけですね。

そのため、中小企業を志望している方も、事前にその企業の採用実績校を調べたほうが良いでしょう。

学歴フィルターを実感する就活生は全体の57%

先ほども紹介したHR総研の調査によると、学歴フィルターを実感したことがある就活生の割合は文系全体で57%でした。

引用:HR総研『「学歴フィルター」をせざるを得ない採用の実情』

これに対し、理系で学歴フィルターを実感したことがある割合は全体で51%とやや少なめでした。

引用:HR総研『「学歴フィルター」をせざるを得ない採用の実情』

わずかな差ではありますが、理系より文系のほうが学歴フィルターの被害に遭いやすいことが分かります。

また、普通なら「低学歴の就活生ほど学歴フィルターを意識しそう」と考えがちですが、意外にも旧帝大や早慶クラスでも学歴フィルターの存在を感じています。

というのも、基本的に低学歴の就活生は、学歴フィルターが掛かるような難易度の高い企業にほとんど応募しないからですね。

逆に、高学歴の就活生は難易度の高い企業に積極的に応募するため、「この企業は学歴フィルターがあるのかな?」「あるとしたらボーダーラインはどこからだろう?」というプレッシャーに常に晒されているのです。

むしろ高学歴の就活生ほど、学歴社会の息苦しさを感じているのだといえるでしょう。

従業員数が多い大企業ほど高学歴が採用されやすい

HR総研の調査によると、従業員数5,001名以上の企業における上位校の内定率は軒並み40%を超えているのに対し、中堅私立大やその他私立大の内定率はいずれも20%代しかありませんでした。

引用:HR総研『第65回 内定先企業の従業員規模では、依然として残る大学格差』

逆に、従業員数1〜100名の中小企業における上位校の内定率は4〜10%しかないのに対し、中堅私立大やその他私立大は13〜14%でした。

このように、内定率を細かく見ると、従業員数が多い大企業ほど高学歴が採用されやすいことがわかります。

つまり、学歴社会は単に企業や就活生の実感としてのみ存在するのではなく、内定率という形でも表れているわけです。

日本で評価されやすい学歴は「MARCH」「関関同立」以上

日本で評価されやすい学歴

「日本が学歴社会であるという根拠は分かった」
「じゃあ日本ではどういった学歴が評価されやすいのだろう?」

学歴社会である日本において、評価されやすいのはMARCHや関関同立以上です。

MARCHとは、関東圏にある難関私立大学の総称で、以下の大学の頭文字からその名がつけられました。

MARCHに属する大学
  • 明治大学(M)
  • 青山学院大学(A)
  • 立教大学(R)
  • 中央大学(C)
  • 法政大学

これに対し、関関同立は近畿地方にある難関私立大学のことを指します。

関関同立に属する大学
  • 関西大学(関)
  • 関西学院大学(関)
  • 同志社大学(同)
  • 立命館大学(立)

実際に、各大手企業の採用実績校を見ると、そのほとんどがMARCHや関関同立以上の大学で占められています。

そのため、一般的には中堅大学とされる日東駒専や産近甲龍でさえも、学歴社会の犠牲になりやすいのです。

なお、大手企業の採用データは以下の記事で紹介しているので、「ボーダーラインがMARCHや関関同立って本当かな?」と疑問の方はチェックしてみてくださいね。

就活生ができる学歴社会への対策5選

就活生ができる学歴社会への対策

学歴社会への対策としては、主に以下の5つが挙げられます。

  • 学歴を重視する業界を避ける
  • 低学歴の採用実績がある大手企業を狙う
  • 早めに就活を始める
  • 最終学歴を変える
  • 就活エージェントを利用する

基本的には、学歴を重視する業界や企業を避けるのが最も効果的な対策です。

ただし、日本の大手企業や難関企業のほとんどは、暗黙の了解として学歴フィルターを設けています。

もし、「自分の志望先は学歴フィルターを設けているらしい…」「自分の学歴だと落とされそう…」と感じたら、早めに就活を始めるなどして学歴の低さを挽回しましょう。

1.学歴を重視する業界を避ける

前述のとおり、学歴社会への対策として最も効果的なのは、学歴を重視する業界を避けることです。

主な業界としては、以下の6つが挙げられます。

  • 金融業界
  • 保険業界
  • 証券業界
  • 総合商社
  • コンサルティング業界
  • 広告代理店

これらの業界はいずれも専門性が高いうえ、就活生から根強い人気を集めています。

そのため、「人材が集まらないかもしれない…」という心配をすることなく、学歴フィルターを掛けられるのです。

これに対し、学歴フィルターが少ない業界は以下の記事で紹介しています。

「学歴ではなく、自分の能力や人柄を評価してもらいたい!」という方は参考にしてくださいね。

2.低学歴の採用実績がある大手企業を狙う

志望先を選ぶうえでなるべく確認しておきたいのが、その企業の過去の採用実績校です。

多くの企業は採用実績校に基づいて内定を出すため、これを確認することで内定できる学歴のボリュームゾーンが分かります。

この採用実績校を調べるうえで役に立つのが、『就職四季報』です。

『就職四季報』には各企業ごとの採用実績を始め、以下の情報が記載されています。

  • 平均年収
  • 初任給
  • 残業時間の月平均
  • 3年後離職率
  • 平均勤続年数
  • 有給取得年平均
  • 採用までの流れ

ネット上では知り得ないような細かな情報も記載されているため、就活生なら必ず持っておきたいバイブル的存在だといえるでしょう。

実際に、この就職四季報によると、以下の大手企業で低学歴の採用実績があることが分かります。

  • 旭化成ホームズ
  • クリエイトエス・ディー
  • システナ
  • セコム
  • 積水ハウス
  • 大東建託
  • 日本通運
  • ノジマ
  • 山崎製パン
  • NECネッツエスアイ

出典:『就職四季報 2022年版』

具体的な使い方は以下の記事で解説しているので、「労働環境の良い会社で働きたい!」という方はぜひチェックしてくださいね。

3.早めに就活を始める

就活において、早めに行動を起こすことは何よりも重要だといえるでしょう。

というのも、就活市場は年々早期化の一途を辿っており、それを理解している優秀な就活生ほど早めに行動を起こしているからです。

実際に、株式会社DYMが2021卒を対象に行なった調査によると、「就活は早期化していると思いますか?」という質問に「はい」と答えた人はなんと90%にのぼります。

引用:株式会社DYM『2021卒学生 最新就活状況アンケート 調査報告』

基本的に、企業の採用枠や選考枠はあらかじめ決められているうえ、早いもの順で埋まっていきます。

つまり、就活は早ければ早いほど内定獲得のチャンスが高まるわけですね。

学歴ですでに負けている自覚している人は、これ以上不利にならないためにも早めに就活を始めるよう心がけましょう。

なお、「早めにといっても、いつ動き出せば良いのか分からない…」「早い人はいつごろから動き始めているのだろう?」と悩んでいる方は、以下の記事を参考にしてくださいね。

4.最終学歴を変える

学歴を重視する業界や企業を志望している場合、最終学歴を変えてしまうのも手です。

「本当にそんなこと可能なの?」と思われるかもしれませんが、以下の2つの方法なら現実的に実行できます。

  • 今の大学よりもレベルが高い大学に編入学する
  • 今の大学よりもレベルが高い大学院に進学する(学歴ロンダリング)

一言で学歴といっても、日本で評価されるのは最終学歴です。

つまり、大学入学時はFラン生だったとしても、卒業までに東大に編入学していたら書類上は東大卒になるということですね。

また、編入学も学歴ロンダリングも自力で実践可能ですが、「やり方が分からない…」という場合は『大学進学センター』に頼るのがおすすめです。

資料請求は無料で行えるので、「もっと良い会社に挑戦したい!」という方はお気軽に相談してください。

なお、学歴ロンダリングについて詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。

5.就活エージェントを利用する

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学歴がないからといって諦める必要はありません。もし学歴で不利だと感じるなら、就活エージェントを活用して内定獲得を目指してみましょう。

就活エージェントは、プロの就活アドバイザーがマンツーマンであなたを内定までサポートしてくれるサービスです。

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学歴社会に悩むよりできることを考えることが大切

学歴社会は、差別を助長するという意味でも間違いなく「悪」です。

しかし、学歴社会が広まってしまうのはある程度仕方ない部分もあります。

というのも、学歴に関係なく就活生を評価しようとすると、採用に掛かる時間やコストが膨大になるからです。

だからこそ、企業は好むと好まざるとに関わらず、学歴フィルターを設ける必要があるわけですね。

今後もこの傾向は続くと見られているので、就活生は学歴社会に対して適切な対策を立てるようにしましょう。

学歴が関係ない企業を探したいという人は、就活エージェントの就活キャリアに頼ってみてくださいね。

なお、「学歴に不安があるせいで就活に手がつかない」という方は、学歴コンプレックスを抱えている可能性があります。

以下の記事では、学歴コンプレックスの対策について解説しているので、「どうしても学歴のことを考えてしまう…」という方は参考にしてくださいね。

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