【勝ち組】楽天の就職難易度が高い理由まとめ！採用大学や楽天主義を解説

楽天に憧れを抱くあなたは、このような疑問を抱えているのではないでしょうか？

そこで今回は楽天の就職難易度や採用実績校、倍率、学歴フィルターの有無について徹底解説します。

また記事の後半では、楽天に就職するなら知っておきたい楽天主義の考え方についても解説します。

この記事を読めば、選考の際にどんな志望動機やガクチカを語るべきなのか分かりますよ！

楽天は数ある日本企業のなかでも就職難易度は高い

先に結論から述べると、楽天は数ある日本企業のなかでも就職難易度は高いといえます。

これは各メディアが公開しているランキングや情報からも明らかなとおりです。

実際に、各メディアで楽天の就職難易度がどのように位置づけられているのか確認していきましょう。

東洋経済オンラインの「入社が難しい有名企業ランキング」で85位

東洋経済オンラインが発表した「入社が難しい有名企業ランキング」によると、楽天の順位は第85位でした。

出典：東洋経済オンライン「入社が難しい有名企業ランキング」

85位と聞くとその凄さが伝わりにくいですが、これはIT企業の中でもトップクラスの順位です。

新卒採用数の少なさで有名なディー・エヌ・エーよりも難しいと位置づけられています。

エンジニア就活の「就職偏差値ランキング」では偏差値【69】

IT系新卒採用支援サービスであるエンジニア就活の「就職偏差値ランキング」によると、楽天の就職偏差値は【69】でした。

【69】楽天

楽天は、創業時はECモール中心の事業体であったが、現在はオンライン株式販売やクレジットカード等の金利・手数料収入で稼ぐオンライン金融事業をしている企業。
平均年収724万円。従業員数18,364人。
新卒で就職する為には、「楽天主義を理解し、共感し、実行に移すこと」ができる事が重要です。

出典：エンジニア就活「【就職偏差値ランキング】IT企業の「入社難易度」を徹底解説！22・23卒年向け」

カテゴリとしてはBランク（上位）に属しており、同じくIT企業でいうと日本IBMやNTTコミュニケーションズと同じランク帯です。

楽天の就職難易度が高い３つの理由

「楽天の就職難易度が高いのは分かったけど、なぜこんなにも就職が難しいのだろう？」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

この理由としては、主に以下の3つが挙げられます。

それぞれ順に確認していきましょう。

理由１：採用大学のボリュームゾーンがMARCHや関関同立

大学通信ONLINEによると、21卒における楽天の採用実績校は以下のとおりです。

順位	大学名	採用人数
第1位	早稲田大学	93人
第2位	慶應義塾大学	79人
第3位	上智大学	60人
第4位	東京大学	47人
第5位	明治大学	45人
第5位	青山学院大学	45人
第7位	同志社大学	35人
第8位	中央大学	31人
第9位	大阪大学	29人
第10位	京都大学	28人

上記のとおり、採用実績校は早稲田大学と慶應義塾大学が最も多く、次いでMARCHや関関同立が並ぶ結果になっています。

実際に学歴フィルターがあるのかどうかはともかく、少なくとも楽天では学歴が優秀な人ほど有利であるのは間違いないでしょう。

なお、就活と学歴の関係について知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。

理由２：新卒の採用倍率が数十倍以上

厳密な数字こそ公開されていませんが、楽天の新卒採用倍率はかなり高いです。

実際に大手就活口コミサイト「楽天みん就」が行った調査によると、楽天は「新卒就職人気企業ランキング」で総合第6位を獲得しています。

出典：楽天みん就「新卒就職人気企業ランキング」

これほど人気がある企業なのですから、エントリー数が数万を超えることは容易に推測できます。

それに対し、2021年の楽天の採用者数は810人でした。

	男性	女性	合計
2021年	423人	387人	810人
2020年	373名	404名	777名
2019年	177名	218名	395名

仮に応募者数をかなり低く見積もって1万人と仮定しても、その採用倍率は12倍を超えます。

あくまで低く見積もった場合の話ですから、実際の倍率は数十倍を超えると考えたほうが現実的でしょう。

理由３：社内公用語は英語！入社までにTOEIC800点以上を取る必要がある

実は楽天は社内公用語に英語を採用しています。

そのため、入社までにTOEIC800点以上を取ることを求められます。

これは楽天の新卒採用サイトのQ＆Aにも記載されているとおりです。

出典：楽天グループ新卒採用「Q＆A」

一般的に外資系企業へ入社するにはTOEIC700点以上が基準だとされていますが、楽天はそれを上回る英語力を求めているわけです。

ちなみに、TOEICが公開している「TOEIC®スコアとコミュニケーション能力のレベルとの相関表」によると800点はBランクに属します。

このBランクのコミュニケーションレベルは以下のとおりです。

どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。

通常会話は完全に理解でき、応答も早い。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。
正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。

出典：TOEIC「TOEIC®スコアとコミュニーケーション能力のレベルとの相関表」

こういった背景もあって、楽天では帰国子女や留学経験者が評価される傾向にあります。

英語力に自信がない方は以下の記事を参考に、早めに英語学習を始めましょう。

楽天に学歴フィルターはなし！学歴に自信がない人にもチャンスあり

こちらの見出しでも解説したとおり、楽天の採用実績校はMARCHや関関同立以上に集中しています。

こう聞くと、「楽天には学歴フィルターがあるのか…」と考えてしまいがちですが、実はそうとも限りません。

というのも大手就活サイトであるリクナビは、楽天の過去の採用実績校を公開しています。

＜大学＞

会津大学、青山学院大学、岩手県立大学、大阪大学、大阪芸術大学、大阪市立大学、大阪電気通信大学、大阪府立大学、お茶の水女子大学、香川大学、鹿児島大学、神奈川大学、金沢工業大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、北九州市立大学、九州大学、九州工業大学、京都大学、京都府立大学、近畿大学、熊本大学、慶應義塾大学、神戸大学、公立はこだて未来大学、国際基督教大学、国士舘大学、駒澤大学、埼玉大学、佐賀大学、滋賀大学、静岡大学、首都大学東京、上智大学、成蹊大学、専修大学、多摩美術大学、千葉大学、千葉工業大学、中央大学、中京大学、筑波大学、津田塾大学、デジタルハリウッド大学、電気通信大学、東海大学、東京大学、東京外国語大学、東京学芸大学、東京工科大学、東京工業大学、東京工芸大学、東京女子大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、東北学院大学、東洋大学、同志社大学、獨協大学、長岡技術科学大学、長崎大学、名古屋大学、日本大学、日本女子大学、一橋大学、広島大学、広島市立大学、福岡大学、福岡工業大学、福岡女子大学、法政大学、北海道大学、武庫川女子大学、武蔵野美術大学、明治大学、明治学院大学、山口大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立正大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、和歌山大学、早稲田大学

出典：マイナビ2024「楽天グループ(株)」

このなかには、一般にFランとして扱われている大学がいくつか含まれているからです。

もし本当に学歴フィルターがあるのなら、こういった大学はすべて足切りされます。

にもかかわらず実際に名前があるのですから、「楽天には学歴フィルターがない」と判断するのが妥当だといえるでしょう。

よって学歴に自信がないからといって、楽天に挑戦するのを諦める必要はありません。

次の見出しから楽天に就職するうえで知っておきたい楽天主義について解説するので、それを志望動機やガクチカに絡めつつ、TOEICで800点以上取れるように英語の勉強を重ねていきましょう。

ちなみに、「学歴フィルターってそもそも何なのだろう？」と気になっている方は、以下の記事もチェックしてみてください。

楽天に就職するなら同社が掲げる楽天主義を実践することが重要

学歴フィルターの有無からも分かるとおり、楽天は学歴に自信がない人にもチャンスを与えている企業です。

しかし実際に内定を獲得するためには、それ相応の準備や対策を行う必要があります。

この準備や対策をするうえで最も優先順位が高いのは、同社が掲げる楽天主義を実践することです。

楽天主義とは楽天グループのあり方や価値観、行動指針を言語化したものです。

楽天へ就職するには、この楽天主義を深く理解・共感し、行動に活かしていくことが求められます。

これはマイナビでの楽天の求人ページにも記載されているとおりです。

求める人材
■楽天主義を理解し、共感し、実行に移すことができる方

ダイナミックな発展や成長を実感できる職場望まれる方には、楽天は最高にお薦めできる舞台です。
社会に「イノベーションを創出すること」を目指し、全員が「仕事を楽しんでいる組織」に少しでも関心をお持ちいただけましたら、ぜひご応募ください。

出典：マイナビ2024「楽天グループ(株)」

この楽天主義は、以下の2つのコンセプトによって構成されています。

それぞれ順に確認していきましょう。

ブランドコンセプト

ブランドコンセプトとは、楽天が事業を通じて実現しようとしている価値観を提示するものです。

こちらはさらに、以下の5つの要素によって構成されています。

これらの要素をどのように志望動機やガクチカに絡めていくのか、具体的に確認していきましょう。

大義名分　-Empowerment-

長期的な成長を遂げられる事業とは何か？それは、社会的意義があり、社会から必要であると評価される事業であると考えます。楽天グループにとっての社会的意義は、エンパワーメントという言葉で表現出来ます。インターネットの特性を活かし、多くの人にチャンスを提供し、フェアな社会を構築する手助けをしていきたい。これが楽天グループの大義名分です。

出典：楽天グループ「楽天主義」

「大義名分　-Empowerment-」は、楽天が事業を行っていくうえで果たすべき社会的使命について述べたものです。

ここでは以下の2つのコアメッセージが受け取れます。

注意したいのは、「インターネットの特性を活かす」のは、コアメッセージではないということです。

というのもインターネットを活用するのは、あくまで手段であって目的ではありません。

そのため単に、「インターネットが好き」や「インターネットに関わる仕事がしたかった」という熱意を語るだけでは、採用担当社の共感を得るのは難しいです。

ESや面接でこの大義名分について言及する際は、必ず「インターネットがもたらす価値や恩恵」をセットにしてアピールしましょう。

品性高潔　-気高く誇りを持つ-

大義名分のある事業を行う場合に重要なのは、それを如何にして実行するかということです。ブランドコンセプトでは、それを品性高潔という言葉で表現しています。「気高さ」「誇り」「うそをつかない」「誠実」というスタンスが、楽天グループにおいて事業を行う上での大前提です。

出典：楽天グループ「楽天主義」

「品性高潔　-気高く誇りを持つ-」は読んで字のごとく、仕事に対するプライドについて言及したものです。

こちらはクラブやサークル活動、アルバイトなどでの経験がどんな形で自信に繋がったのかをアピールできると良いでしょう。

ただし注意したいのは、話を脚色しすぎないということです。

一般的に就活での嘘はケースバイケースだとされていますが、楽天では「うそをつかない」や「誠実」というブランドコンセプトを掲げています。

しかも、そのコンセプトに共感する人たちが社員として集まっているのですから、見栄を張ったり思ってもいないことを語ったりするのはNGです。

ちなみに、就活でバレやすい嘘とバレにくい嘘について知りたい方は、以下の記事もチェックしましょう。

用意周到　-プロフェッショナル-

いくら大義があったとしても、その事業を成功させられなければ、社会に貢献することは出来ません。成功するための方法論として、楽天グループでは、「成功の5つのコンセプト」を定めています。「成功の5つのコンセプト」を体現して、役員・従業員一人ひとりがプロフェッショナルに事業を進める。用意周到な事業の実行により事業の成功は得られると考えています。

出典：楽天グループ「楽天主義」

「用意周到　-プロフェッショナル-」は、楽天の大義名分を実現するための方法論について言及したものです。

こちらは後述の「成功の5つのコンセプト」とセットになっているので、詳しくはそちらをチェックしましょう。

信念不抜　-GET THINGS DONE-

大義名分のある事業であっても、厳しい競争の中で成功を収めることは簡単ではありません。しかし、事業を行う大義名分が確かなものであれば、簡単にはあきらめることは出来ないはずです。そのためには、状況に応じてアクションを再構築する。GET THINGS DONEの精神こそ、楽天グループの事業を推進する姿勢です。

出典：楽天グループ「楽天主義」

「GET THINGS DONE」は直訳すると「物事を成し遂げる」という意味です。

三木谷社長はこの「GET THINGS DONE」を「様々な手段を凝らして、何が何でも物事を達成するという強い決意」という意味で使っており、様々な場面でその重要性を訴えています。

大切なことは、プロフェッショナルとして「やり抜く」こと。“Get Things Done”、つまり様々な手段を凝らして、何が何でも物事を達成するという強い決意です。目標をクリアできなかった時に「ここまでやったから」と自分に言い訳するのではなく、「どうすれば達成できるか」を考え、そしてまた挑戦する。そこに、ビジネスの面白さがあるのではないでしょうか。

出典：楽天グループ「トップメッセージ」

この「信念不抜　-GET THINGS DONE-」は、後述の「常に改善、常に前進」と深く関わりあっています。

具体的にどうアピールしていくかについては、そちらの見出しをチェックしましょう。

一致団結　-チームとして成功を掴む-

楽天グループは、様々なバックグラウンドを持った人材が活躍している場です。その多様性をグループの強みにするためには、一人ひとりが、全体の方針に向かって、一致団結して進んでいくことが重要です。楽天グループはひとつの大きなチームである。チームワークよく、多様なメンバーの力を最大限発揮させられる組織こそが、成功を収められると考えています。

出典：楽天グループ「楽天主義」

「一致団結　-チームとして成功を掴む-」はその名のとおり、チームワークの重要性を訴えるものです。

楽天はダイバーシティへの取り組みを全面に押し出しており、性別、年齢、国籍、宗教などありとあらゆる属性の社員が集まっています。

そのため、異文化交流や海外留学の経験があれば、大きなアピール要素になるでしょう。

また楽天はECだけでなく、フィンテックやモバイルなど様々な事業を展開しています。

しかも「楽天経済圏」という形でユーザーを囲い込む戦略を取っているため、「自分や自分が携わっている事業さえ上手くいけばそれでいい」という自己中心的な考え方は通じません。

楽天は選考の過程でグループワークやディスカッションを行うので、その際に俯瞰的に状況を捉えて他者をサポートする姿勢を取りましょう。

グループワークが苦手な人もいるでしょう。グループワークが苦手な人にやって欲しい、通過率が上がる対策法を紹介しているので、参考にしてみてください。

成功の5つのコンセプト

成功の5つのコンセプトとは、楽天が掲げる目標への共感度と実現度を高めるために提示されたものです。

実は楽天に入社したあとの社員評価も、この成功の5つのコンセプトに基づいて行われます。

出典：楽天グループ「研修・評価制度」

成功の5つのコンセプトは、以下の要素によって構成されています。

これらの要素をどのように志望動機やガクチカに絡めていくのか、具体的に確認していきましょう。

常に改善、常に前進

人間には2つのタイプしかいない。
【GET THINGS DONE】様々な手段をこらして何が何でも物事を達成する人間。
【BEST EFFORT BASIS】現状に満足し、ここまでやったからと自分自身に言い訳する人間。
一人一人が物事を達成する強い意思をもつことが重要。

出典：楽天グループ「楽天主義」

「常に改善、常に前進」はブランドコンセプトでも出てきた「GET THINGS DONE」をより具体化したものです。

こちらの対策は非常にシンプルで、「アルバイトや部活などで何に取り組み、何を改善したのか」をアピールしましょう。

また、その目標を掲げるに至った動機やきっかけなども語れると、あなたの人柄が採用担当者に伝わります。

Professionalismの徹底

楽天グループはプロ意識を持ったビジネス集団である。
勝つために人の100倍考え、自己管理の下に成長していこうとする姿勢が必要。

出典：楽天グループ「楽天主義」

こちらは特に、接客のアルバイトに就いていた人がアピールしやすい内容です。

本業が学生であるうちは中々プロとしての意識を持ちづらいですが、顧客からお金を預かる以上、そこには責任が伴います。

この責任感に対してどう向き合ったのかを述べましょう。

またその責任感を感じたうえで、どんな成長目標を掲げるに至ったのかもアピールしてください。

こちらの記事で、自己PRで責任感をアピールする際のポイントや注意点、例文を紹介しているので、参考にしてみてください。

仮説→実行→検証→仕組化

仕事を進める上では具体的なアクション・プランを立てることが大切。

出典：楽天グループ「楽天主義」

一般的に、計画（Plan）→実行（Do）→評価（Check）→改善（Action）を繰り返す改善方法をPDCAサイクルと呼びます。

しかし楽天では、こういった改善のサイクルの中に仕組み化が盛り込まれています。

仕組み化とは、いつ誰がどこでやっても同じ結果になるような手法を構築することです。

たとえば工場などで機械のメンテナンスをする際、目視をするだけでは必ず見落としが生じます。

そこで目視に頼ることをやめ、検品項目をまとめたチェックシートを作れば、見落としのリスクは大きく減るはずです。

また、このチェックシートをテンプレート化すれば、新しい機械が導入された時も速やかに対応できます。

もしアルバイトやインターンなどで、こういった仕組み化を提案したエピソードがあればぜひアピールしましょう。

顧客満足の最大化

楽天グループはあくまでも「サービス会社」である。
傲慢にならず、常に誇りを持って「顧客満足を高める」ことを念頭に置く。

出典：楽天グループ「楽天主義」

楽天は対顧客をメインとしたBtoC事業を中心に展開しています。

そのため、顧客満足に対する考え方が非常にシビアです。

この「顧客満足」を理解するうえで知っておきたいのが、「NPS（Net Promoter Score）」という指標です。

「あなたはこの商品を親しい友人や家族にどの程度すすめたいと思いますか？」という問いから導き出される「NPS（Net Promoter Score）」。企業やブランドに対する顧客ロイヤルティを数値化するこの指標は、現在では楽天の全事業に導入され、顧客志向経営の推進に大きく貢献しています。そしてこのNPSの社内導入には、顧客志向の文化を浸透させるプロジェクトをリードしてきた顧客戦略部が大きく関わっています。

出典：楽天グループ「顧客満足を推進する全社KPI設計」

本来「NPS」は顧客ロイヤルティを測る指標のことを指します。

しかし楽天ではこれを「あなたはこの商品（サービス）を親しい友人や家族にどの程度すすめたいと思いますか？」という、誰にでも理解できる問いに言い換えてくれているわけです。

就活生のうちは顧客満足に対する考えを述べるのがどうしても難しいですが、そんな時は自身のアルバイト経験にこの「NPS」の問いを照らし合わせてみましょう。

もし「親しい友人や家族にすすめたい」と思わない商品やサービスを提供しているのなら、今のうちにそれを改善する取り組みをアルバイト先に提案するのがおすすめです。

スピード!!スピード!!スピード!!

重要なのは他社が1年かかることを1ヶ月でやり遂げるスピード。
勝負はこの2～3年で分かれる。

出典：楽天グループ「楽天主義」

楽天は仕事に対するスピード感を重視する社風を持っています。

実際に新卒採用ページやキャリア採用ページでの社員インタビューを読んでみると、このスピード感について言及している人が非常に多いです。

そのため自己アピールの際は、「自分がどれほど早く行動を起こせるか」や「どれほど早く目標を達成できるのか」を説明しましょう。

たとえば、楽天は入社するまでにTOEIC800点以上取ることを求めてきます。

この800点という点数は、半年〜1年以上の勉強期間を設けないと獲得するのが難しいです。

つまり早めに行動を起こさないと、選考までに間に合わないということです。

これは楽天への就職を目指す人ならほぼ全員が通る道なので、話す内容に困った際は「どれほど早く英語学習を始めたか」をアピールしましょう。

楽天への就職には就活エージェントがおすすめ

楽天への就職を目指すのであれば、就活エージェントの利用をおすすめします。

企業の内情を把握した就活のプロからアドバイスを受ければ、内定に近づくことができるでしょう。

ここではおすすめの就活エージェント5社を紹介します。

ジール

キャリアスタート

ミーツカンパニー

キャリアチケット就職エージェント

X-career

まとめ：英語力を磨きつつ志望動機やガクチカに楽天主義を絡めよう

楽天は、数ある日本企業のなかでも屈指の就職難易度を誇ります。

採用倍率が高いのに加えて英語学習が必須なのも、就職が難しい大きな要因だといえるでしょう。

とはいえ楽天には学歴フィルターがないため、正しい対策をすれば学歴に自信がない人にもチャンスがあります。

具体的には同社が掲げる楽天主義を、あなたの志望動機やガクチカに反映させましょう。

もし志望動機やガクチカがうまく思いつかない場合は、以下の記事も参考にしてください。