
【志望動機が書けない…】7つの要素を使ったひな型と例文を紹介!
- 志望動機を書くのに何時間も悩んでいる
- 志望動機がもう書けない…もう無理
- 内定獲得につながりやすい志望動機を書けるようになりたい
という悩みを持ったことがある人は多いのではないでしょうか。
志望動機が書けないまま時間がなくなり、インターンや本選考へのエントリーを断念してしまうのはもったいないです。
内定を獲得するためには、志望動機は避けては通れないものです。
この記事では、志望動機を書けない原因とそれを解決するためのフレームワークを解説していきます。
それぞれしっかりと押さえて、自分のものにして良い結果を獲得しましょう。
本記事では、志望動機の書き方を説明しているので、書き方も気になる人は合わせて読んでみてくださいね。
目次
志望動機が書けない原因3つ
志望動機が書けない原因は様々ですが、ここでは3つの例を紹介します。
それぞれの原因を見つつ、あなた自身が当てはまっていないか確認していきましょう。
- 自己分析が足りてない
- 企業が何を評価しているのか分からない
- 興味がない
順に解説します。
1.自己分析が足りていない
志望動機が書けない原因の1つ目は自己分析が足りていないことです。
自分自身の事を知らなければ、どんな業界、企業、業務に適しているのか分かりませんよね。
自己分析をする事で、おのずとそれまでは見つけることのできなかった一面が見えてくるかもしれません。
自己分析を元にあなたの本当の強みや性格から企業との結びつきを考えてみましょう。
自己分析のやり方が分からない方は下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
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自己分析に時間をかけすぎていませんか?
自己分析で大事なのは、”企業が求める能力と自分の能力が合っているかどうか”を判断することです。
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2.企業が何を評価しているのかわからない
志望動機が書けない原因の2つ目は、企業の人がどんな点を見ているのか分からないために何を強調して書いたらいいか分からないことです。
例えば、ある企業は「リーダーシップのある人材」を求めているのに、それを知らずに「影から支える事ができる人材」としてアピールして志望動機を書いてはマイナス評価になります。
こんな事にならないように、まずは企業分析をしましょう。
企業分析をした上で、あなたと企業がマッチしているのか確かめてみましょう。
企業が具体的に何をみているのかズバリ言うと、「どんなスキルを活かして自社に貢献してくれるか」「自社でどんなふうに成長してくれるか」ということです。
その「成長」の原動力こそが「志望動機」であり、「何をやりたいのか」「将来どうなりたいのか」ということを示しています。
この事を明確に書く事で採用者側もあなたが働いている姿を想像しやすくなり好感が持てると思います。
以下の記事では、高評価な志望動機を作るのに不可欠な企業研究のポイントや、効率的なやり方について解説しているので、参考にしてください。
3.興味がない
志望動機が書けない原因の3つ目は、そもそもその企業に興味がないことです。
第一志望ではない企業だとあまり興味が湧いてこない人も多いと思います。
例えば、〇〇企業に興味がないのにエントリーする際に何を書けば良いか悩むでしょう。
正直、興味も湧かない企業であれば時間をかけ、無理をして志望動機など考えてエントリーする必要はないと思います。
しかし、どうしてもエントリーしたい方のために、どんな企業でも通用する志望動機のフレームワークをこの後紹介していくので、参考にしてください。
どんな企業にも通用する志望動機のフレームワーク
先ほども記載したように興味が湧かなかったり、書き方が分からない方は次のフレームワークを参考にしてみてください。
志望動機はあなたが志望企業に入る理由を伝えるものです。
ここでは、実際に採用者を納得させる志望動機を作るのに必要な7つの要素をお伝えします。
1.志望動機に必要な7つの要素
志望動機に求める7つの要素とは次のものです。
- 志望動機
- 背景
- 価値観・能力
- 業界比較
- 企業比較
- 職種比較
- 志望動機の繰り返し
順番に説明していきます。
#1:志望動機
志望動機の要素1つ目は、志望動機を最初に述べることです。
あなたがなぜその企業を志望しているのかを最初に述べましょう。
最初に結論である志望動機を書く事で採用者はあなたがなぜ志望しているのか想像しやすくなります。
志望理由があまり見つからないという場合は、事業・能力・人の3つの軸から志望理由を探してみましょう。
その企業の事業内容に惹かれているのか、その企業でどんな能力を得られるからなのか、それともその企業で働いている人達に惹かれているのか、この3つの軸で当てはまるものを志望理由として挙げると良いでしょう。
#2:背景
志望動機の要素2つ目は、志望動機の背景にどんな経験があるかを述べましょう。
あなたがその企業を望んでいるか納得させるためには、あなた自身の経験と結び付ける必要があります。
過去の経験や能力、実績を交えて語ることで志望動機に説得力を持たせられ、自身の強みをアピールすることができます。
採用者とは言え、あなた自身の経験を否定することはできません。
志望理由を述べるときには背景という要素を伝えることで、より説得力の高い志望理由になります。
#3:価値観・能力
志望動機の要素3つ目は、経験から得られた価値観・能力を伝えることです。
あなたが今までに経験した事から何を得られたのか、その価値観や能力を志望理由に結び付けるように述べましょう。
例えば「海外に留学していて語学力や海外での新しい価値観がついたので、海外でも働けるということで志望しました」というような明確な価値感や能力を提示しましょう。
あなたが経験から何を考えるようになったのか、あるいはどんな能力があるから企業を志望しているのかを伝えましょう。
#4:業界比較
志望動機の要素4つ目は、業界比較を行い、なぜその企業のある業界でなければいけないのかを伝えましょう。
あなたの志望動機が漠然としていると、「その理由だったら○○業界でもいいよね」と採用者に反論されてしまいます。
例えば「お客様に直接感謝される仕事がしたい」という理由であれば、不動産、銀行、コンサル、医療、サービス業など、ありとあらゆる業界で実現可能な志望理由になってしまいます。
しかし、どんな形で人に寄り添って感謝されたいのかまで考えれば、「人生の大きな決断に寄り添って幸せな人生設計を手伝いたい」という具体的なアイデアが出てくるので、自然と不動産、銀行という選択肢に絞られるでしょう。
なぜその業界でなければいけないのかを説明できるようにしましょう。
以下の記事では業界研究の方法を説明しているので、業界比較をする前に読んでください。
#5:企業比較
志望動機の要素5つ目は、なぜその企業でなければならないのかを伝えましょう。
業界比較と同様に、採用者から反論されないように、具体的になぜその企業でなければならないかを述べましょう。
企業比較は、事業という軸で違いを説明しようとすると、競合他社とあまり差別化できません。
能力あるいは人という軸でその企業を志望する理由を述べると良いでしょう。
例えば「競合他社Aに比べて、語学が活かせる環境である」「競合他社Bと比べて、若いうちから活躍ができる」など、同じ業界の競合他社との違いを能力・人の軸から述べると良いです。
なぜその企業でなければならないかを説明できるようにしましょう。
#6:職種比較
志望動機の要素6つ目は、なぜその職種でなければいけないかを伝えましょう。
例えば、あなたがマーケティング職を望むのであれば、マーケティングを通じて優れた商品の認知度を高めたいとかもっと使ってもらいたいという理由を述べましょう。
基本的には経験や能力がある職種に就くというのが、説得力があり望ましいです。
職種比較を述べることで、なぜその職種でないかを伝えることができます。
ここまでの業界、企業、事業の順番で調べていき書く事で反論されにくい志望動機になります。
#7:志望動機の繰り返し
志望動機の要素7つ目は、志望動機の繰り返しです。
採用者によっては、最初に述べた志望理由が響かない人もいるかもしれません。
例えば、「幅広い年代の信頼を得ることができる強みを活かし、世の中に与える影響が大きい経営者の仕事をサポートしたいからです。」という志望理由を、「幅広い年代の信頼を得ることができる強みを活かし、経営者のサポートを行うことで社会に貢献したいです。」と言い換えると社会貢献という言葉が面接官に刺さるかもしれません。
面接官に伝わる言葉を言うためにも、入社してから貢献したい事などを含めながら再度志望動機を繰り返す事でより良い記事が書けると思います。
2.7つの要素を利用した志望動機例文
実際に、自動車メーカへの志望動機を見ながら要素の確認をしましょう。
①志望動機
「素晴らしい車を世界中の人に届けたい」という想いがあり、それを実現するため貴社を志望しました。
②背景
過疎化が進む地方で育った私にとって車は移動手段ではなく、生活のインフラそのものでした。
③価値観・能力
その中で、移動手段というだけではなく「人と人を繋げ、生活を豊かにする」クルマの魅力を実感しました。
④業界比較
また、大学時代に培った語学力を活かし、世界に日本のクルマを伝えていけるのは、自動車業界だと考えたので自動車業界を志望しました。
⑤企業比較
自動車業界の中でも、貴社は、他社にない技術を駆使して世界で信頼されるクルマを提供しています。
⑥職種比較
さらには、海外で直接販売するという事業も展開しています。
⑦志望動機の繰り返し
そのため、学生時代に培った語学力と行動力を活かして、海外営業として貴社のクルマを世界に広げ、クルマを通して良い世界をつくっていきたいと考えています。
フレームワークや具体例を元にあなたの納得する志望動機を書いてみましょう。
志望動機が書けないときは、志望動機ジェネレーターを活用してみよう
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NGな志望動機
上記のフレームワークのように、良い志望動機の書き方があります。
もちろんそれに対して悪い書き方もあります。
ここでは、志望動機としてマイナス評価されてしまう動機を3つ紹介していきます。
- 憧れのファン
- 求める人物像とのミスマッチ
- 根拠のない知識の披露
悪い志望動機書き方の例を見ていき、真似しないように学んでいきましょう。
1.憧れのファン
1つ目はその企業のファンになってしまう書き方です。
志望動機に「御社の製品が好きで携わりたいので志望しました」と書く人は多いと思いますが、これでは内容がアバウトすぎて具体的な志望理由が見えないですよね。
さらに、このような志望動機は理想や憧れだけのお客様目線として捉えられてしまいます。
もちろん企業に憧れを持っていたり魅力を感じることは大事な部分ではあります。
しかし、それだけでは企業には「この人は本当に入社したいと思っているのだろうか」と思わせる原因になりかねないです。
実際に熱意や憧れがあって志望するのであれば、より具体的に企業のこの部分にこういった魅力を感じたと書いたほうが良いです。
2.求める人物像とのミスマッチ
2つ目は企業の求める人物像と違う書き方です。
先ほども紹介しましたが、例えば企業は「リーダーシップのある人材」を求めているのに、それを知らずに「影から支える事ができる人材」としてアピールして志望動機を書いてはマイナス評価になります。
求める人物像と一致していた方が採用者も注目してくれるでしょう。そこで、企業の求める人物像を探りましょう。
一番良い方法は、企業のホームページの人物紹介のコメントを3人くらい見比べることです。
見比べてみるとどんな人材が適していて、必要なのか理解できる共通のコメントがあるはずです。
そこから志望理由を書いてみるといいかもしれませんね。
3.根拠のない知識の披露
3つ目は根拠のない知識を披露する書き方です。
企業についてとことん調べるのは良いことだと思いますが、必要以上に企業のことについて綴っても意味がありませんし、誰もが簡単に入手できる情報を語っても意味がありません。
たとえば「御社は〜業界トップだから」とネットで仕入れた情報など、簡単に手に入る上辺の印象でしか語っていないように見受けられる内容です。
具体性に欠け根拠の提示も弱いので、目に止まる志望動機にはなっていません。
知識だけをひけらかして語るのではなく、企業を深掘りしてあなただけの根拠を元に志望理由に書いていくといいでしょう。
まとめ
志望動機が書けない原因には、この記事で紹介したもの以外にもさまざまなものがあります。
しかし、どの原因にもその企業や業界に対しての興味や知識が欠如しているという事が根底にあるでしょう。
まずは、どうしてその企業を目指すのか、どういう企業なのかということをもう一度振り返ることが重要です。
そのうえで、ここで紹介したフレームワークに当てはめてみましょう。