
【IT業界の先行き】未来がないと言われる理由と入社前に注意すべき点
「IT業界は未来がないと言われるから、志望するのが不安」
「IT業界の今後の動向について知りたい」
そうお悩みではないでしょうか。
IT業界はAI化が進むことで、一部の仕事はなくなっていくかもしれません。
しかし、IT業界全体の需要は高まっており、今後成長が期待できる業界でもあります。
この記事ではIT業界に未来がないと言われる原因や、IT業界のニーズが高まっている理由、IT業界を志望するときに、意識した方が良いことについて解説します。
この記事を読めば、IT業界の動向だけではなく、自分がIT業界に向いているのかどうか、その判断の助けになりますよ。
IT業界で文系の方はこちらも参考にしてください。
目次
IT業界に未来がないと言われる理由は?
IT業界に未来がないと言われる原因は、AIの発展により創造力を必要としない機械的な作業をAIが代替すると考えられているからです。
なお、IT業界全体の未来がないというよりは、人間の創造力を必要としない機械でもできてしまうような作業がなくなる可能性があると言われています。
例えば、AIではプログラムを自動生成する仕組みが徐々に作り出されており、プログラマーの仕事は徐々になくなりつつあります。
逆に、顧客とやり取りをしシステムを設計、提案を行うSEなどは今後AIが発展したとしても、なくなる可能性は低いでしょう。
AIが発展したとしても、AIを管理する仕事、AIを用いた仕事はさらに必要となるため、IT業界全体の未来がないというわけではありません。
IT業界の中でも、自動化できてしまう部分はAIの進歩により人間が必ずしも行う必要がなくなってくるでしょう。
しかしながら、IT業界自体が成長産業であるため、ニーズは年々高まっています。
次章では、なぜIT業界のニーズが高まっているのか解説します。
IT業界自体のニーズは高まっている
IT業界は未来がないと言われていますが、実際にはそうではなく、業界自体のニーズは高まっています。
なぜなら、以下3つの理由があるからです。
- 新しい情報技術がどんどん出てくる
- 人でしか対応できない分野がある
- 先端IT分野はすでに人材不足
では次で詳しく解説します。
(1)新しい情報技術がどんどん出てくる
IT業界が自体のニーズが高まっているのは、新しい情報技術がどんどん出てくるからです。
最近、よく耳にするもので影響力が大きいと言われているのが、5Gの到来です。
5Gが実現すると、低遅延高速通信というこれまでにない特徴を持っているため、動画などの大容量のデータであってもほぼストレスなく通信ができるようになると期待されています。
5G以外にも、以下のような技術が導入されています。
- IoT
- クラウド
- ビッグデータ
- 自動運転
- フィンテック
- VR
これらの領域で、新しい仕事がどんどん生まれているため、IT業界自体の需要はより高まっており、仕事自体はむしろ増えると予想されます。
(2)人でしか対応できない分野がある
IT業界で仕事がなくならないと言える理由は、人でしか対応できない分野があるからです。
上記に紹介したような新しい技術は他の業界でまだまだ導入が進んでおらず、別の業界との仕事が増えると予想されています。
- 住宅
- 家電
- 医療
- 農業
- スポーツ
- 自動車
他にもAI化が進んでいない領域は多々あり、これらの領域とどう結びつけるかは、人でなければできない仕事です。
こうした仕事があるため、まだまだIT業界は他の業界と比べて、ニーズがない訳ではなく、むしろ高いニーズがある業界だと言えます。
(3)先端IT分野はすでに人材不足
IT業界で仕事がなくならないのは、異業種と関わる仕事のような人でしか対応できない先端IT分野ではすでに人材不足だからです。
実際に、経済産業省のデータで2030年には、IT業界の仕事は38万人不足すると言われています。
参考:「平成 30 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(IT 人材等育成支援のための調査分析事業) - IT 人材需給に関する調査 -」
こうした点から、先端IT分野への需要は今後高まっていくと期待されています。
IT業界で働く場合に意識するべきこと
IT業界で働きたいと考えた場合に、注意するべきこともいくつかあります。
具体的には以下の点を押さえておかなければ、IT業界に入って後悔するかもしれません。
- ブラック企業の可能性はある
- 求める人材の敷居は上がりつつある
- 変化に柔軟に対応する能力が重要
では次で解説します。
(1)ブラック企業の可能性はある
IT業界で働く場合に注意するべきなのは、ブラック企業の可能性があることです。
IT業界のシステムエンジニアなどの仕事は、会社によってはブラック企業の可能性が少なからずあります。
特に中小企業の場合は、薄給、かつ労働量が非常に多いケースは十分にあります。
最低限、企業の業務内容や、離職率、会社の残業に対する考え方、労働内容についてはよく確認しておきましょう。
(2)求める人材の敷居は上がりつつある
IT業界で働きたい場合に注意すべきことは、求める人材の敷居が上がっていることです。
IT業界のニーズ自体は高まっており、仕事がなくなるということはありませんが、AIでできる範囲の仕事はなくなると考えられています。
システム管理などの業務を担当する場合、仕事自体はどんどんなくなり、最終的にリストラなんて可能性は0ではありません。
そのような自体に陥らないようにするためには、AIでは対応できない能力を身につけて仕事をするという向上心が、特に必要になるでしょう。
具体的には以下のような能力が今後求められています。
- IT業界への専門知識
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
特に論理的思考力やコミュニケーション能力が高い人材はIT業界では、需要が高く、これらの能力に自信がある場合はIT業界を検討してみてはいかがでしょうか。
(3)変化に柔軟に対応する能力が重要
IT業界で働きたいのであれば、変化に柔軟に対応できる能力が重要です。
現在5Gをはじめとする様々な技術が発展しており、今後も新しい技術が登場する可能性は大いにあります。
そのような情報をいち早くキャッチし、常に勉強して新しいものを身につける姿勢が欠かせません。
SEの技術を身につけることは仕事をする上で大切なことではありますが、別の技術も積極的に身につけていくという姿勢があった方がよいでしょう。
自分がIT業界に向いているか診断しよう
自分の適性や性格が、IT業界の仕事に向いているか気になりませんか?
自己分析で大事なのは、”企業が求める能力と自分の能力が合っているかどうか”を判断することです。
自分にどんな強み・能力があるかを素早く正確に把握できるのが、スカウト型就活サービスを提供しているOfferBoxのAnalyze U+という機能です。
Analyze U+は、自己分析の精度が高いのはもちろん、その結果に興味をもった企業からスカウトが届きます。
実際にプロフィールを80%以上入力した学生のオファー受信率は、93.6%!
5分で登録できるので、今すぐ登録して自分の強みを把握するようにしましょう!
\無料で自己分析/
まとめ
この記事ではIT業界には未来がないのかという疑問に対して、IT業界の動向や、求める人材について解説しました。
IT業界は、AI化が進むことで、単純作業などの仕事はAIに奪われてしまう可能性があります。
しかし、ニーズ自体は高いため、論理的思考力や時代の変化をキャッチできる能力があれば、IT業界で活躍できる可能性は十分に期待できます。
この記事を参考にIT業界自分に合っているか、判断の材料にしてください。
こちらの記事で、IT業界で求められる人材や適性について詳しく紹介しているので、あわせて見てみてください。